■ 漁場の管理 ■


   「身が大きく縮まないかき」を養殖生産するには、養殖場の地形や潮流、餌である植物プランクトンが豊富である等の、天然の条件に恵まれた環境が必要であることは言うまでもありません。
   しかし、いかに恵まれた環境であっても、養殖という人為的行為で漁場環境を悪化させては、良いかきは育ちません。長い年月の間には、かきや筏(いかだ)に付着した生物の排泄物、更にそれらの死骸等が堆積し海底が汚染され水質悪化を招くなどの、いわゆる痩せた漁場になってしまいます。
   当組合が、相生の天然の条件に恵まれた漁場で本格的にかき養殖事業に取り組んだのは昭和53年にはじまり、その歴史はまだ約30年で、養殖漁場はまだまだ新鮮です。しかし、新鮮な漁場だからと言ってそのまま使用していては、いづれ前述のような痩せた漁場になってしまいます。
   新鮮で「身が大きく縮まないかき」をいつまでも養殖できる漁場が保てるよう、相生漁業協同組合では、従来より毎年4月以降、かき養殖事業が始まるまでに養殖場とその周辺海域の一斉海底清掃や海底耕耘を実施しています。
   今後も引き続き、一斉海底清掃、海底耕耘密殖防止のための1人当りの筏台数制限等を実施してまいります。