■ 相生のかきを安全に提供するために ■
   食品の「安心・安全性」を確保することは、私たち食品を提供する者の絶対的な責務です。しかし、近年、大手食品会社をはじめとして各地において産地・消費(賞味)期限等の偽装表示が報道されていることはまことに遺憾です。
   私たち相生かきに携わる者は以下のように取組み、全国の皆様に安心してお召し上がりいただけるよう、頑張っています。

  1. 保健所の(指導)会議・現地指導
    • 年間を通じて保健所による食品衛生法上、特に、食中毒対策として生食用かきの成分規格・加工基準・保存基準・表示基準等の(指導)会議の実施。
    • 保健所が生産者の加工場へ出向き、加工場の衛生設備等を指導。
    • かき養殖海域の水質検査・かき洗浄水の水質検査・かきの成分規格検査(細菌数等)の実施。

  2. 県水産課・同水産技術センターの指導
    • かきの貝毒検査(毎月)
    • かき養殖事業にかかる情報提供及び現地指導。

  3. 漁業協同組合の取組み
    • かき養殖をしている組合員(生産者)全員で構成の「かき養殖生産協議会」を設置し、養殖事業に関するすべての件についての意思疎通を明確化している。
    • かきを発送する際には、産地や生産者の顔が見えるよう写真等を同送している。
    • 養殖海成海水・生産者使用水・出荷かきの諸検査(大腸菌、一般的菌数、腸炎ビブリオ、ノロウィルス等)を定期的に実施している。
    • 食の安全安心が注目されているなか兵庫県産食品の安全性や特徴等を確認・認証する「兵庫県認証食品」制度により、平成21年3月に「相生産生かき」が認承されました。当組合では、その誇りと責任を自覚しながら、より一層「安全安心」をモットーとして鋭意取り組んでまいります。

  4. 生産者の安全対策の取組み
    • かきの洗浄は、紫外線殺菌海水を使用している。
    • かきの表示は、漁業協同組合が保健所の指導を受けて一括作製している。
    • かきに異物が混入しないよう常に周知徹底している。

  5. 相生かき出荷先の仲買業者である株式会社マルト水産の取組み
    • マルト水産では相生漁協から買い付けた生かきをパック詰め・袋詰めして全国の量販店・市場を中心に販売を行っている。
       以前は、出荷かきの細菌検査はすべて委託していたが、よりスピーディーに、多くの検査項目を実施するため、平成13年10月に最新の品質検査室を設けた。
       ここでは、生産者がその日に生産したかきをその日に買い付け、生かきの成分規格に定められている規格の検査(一般生菌数、大腸菌、腸炎ビブリオ)やO-157、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、セレウス菌等の検査を自社にて実施している。
        また、近年食中毒の大きな原因と考えられるノロウィルスに関しては、日進月歩で進化する検査方法、多種多様な遺伝子パターンの解析に対応ができる外部機関に委託して、より安心できる検査結果・商品をいち早く、お客様のもとへお届けしている。
       その他、相生湾かき養殖海域の定期的な海水の細菌検査(かきの生食用は養殖海域の菌数で決まる)などもモニタリングする一方、安心・安全を提供する上で欠かせないトレーサビリティー(生産履歴)の管理を実施し、かきの買い付けから工場管理、加工、出荷、店舗まで生産者別に管理し、その内容も第三者機関に監査頂いている。
        これらの精密な検査や管理には兵庫県保健所のOBの方々をスタッフに迎えアドバイスを頂いている。